2020年6月30日火曜日

Glen Dee (グレン ディー)

ラズベリー

起源:The James Hutton Institut、スコットランド、UK (MRS 00123A5 x MRS 0019B11)

パテント:EU PBR 49182 (2018年登録)、USPP27660 (2017年登録) など

草姿:直立から半直立、背が高い(最大2.5m)
トゲ:なし

収穫期:一季成り (下はスコットランド Dundee の場合)
 フロリケーン:極晩生 (8月末~)
 プリモケーン:なし

果実 (パテント情報)
 色:真っ赤 (Bright red)
 大きさと形:極大 (長さ2.7cm、直径2.5cm、重さ5.8g (平均値))、広い円錐形
 味と香り:風味は良い、Brix 10.5
 硬さ:硬い

Hardiness Zones:?


2004年交配、2006年選抜。

Glenシリーズでおなじみのトゲなし極晩生品種である。
'Octavia' よりもさらに収穫期が遅い。
プリモケーンとフロリケーンの間のギャップを埋めることが期待できる。

'Glen Ample' よりも果実が円錐形で美しく、大きく、糖度も高く、収量も多い。

アブラムシと RBDV に耐性を持ち、root rot にもある程度の耐性がある。

最新品種のひとつで、試験データが販売業者のものしか見つからない。
当然いいデータしか書いてない。
だが極晩生というアドバンテージはかなり強いものと思える。

さて、日本で栽培した場合はどうなるのだろうか?
梅雨時を回避できたとしても暑さに耐えられるかどうかが問題だ。


参考資料

パテント情報

ジェームズハットン スコットランド研究所 - 品種紹介 (食味テストデータあり)

rw walpole Ltd. - 品種紹介 (試験データあり)

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