2020年6月25日木曜日

APF-122 / Mary Carmen® (メアリー カルメン)

ブラックベリー

起源:アーカンソー大学、アーカンソー州、USA ('APF-45' x 'A-2286')

パテント:USPP27401 (2016年登録)、PVP出願中 出願番号 第33289号 (2018年出願) など

草姿:立性、平均1.1m
トゲ:あり、長さ0.9cm、密度3本/cm2

収穫期:二季成り (下はカリフォルニア州の場合)
 フロリケーン:不明
 プリモケーン:早生 (8月~10月)

果実
 色:光沢のある黒色
 大きさと形:中 ( 長さ2.8cm、幅2.1cm、重さ5.8g )、丸い
 味と香り:高レベルの可溶性固形物を含んでいる、Brix 平均 11.1
 硬さ:非常に硬い (Very Firm)

Hardiness Zones:?


2003年交配、2005年選抜。

アーカンソー大学のジョンクラーク博士が育種したブラックベリー。
果実を冷蔵保管しても赤く戻らない特性を持つ。
また 5℃で 7日間保管後も腐敗はほとんどみられなかった。

プリモケーンは 75cm ぐらいに成長したら花芽が発生して、それ以上の伸びは緩やかになる。
パテント情報では平均 1.1m 程にしかならないそうだ。つまり摘心を必要としない。
しかしフロリケーンの収穫はほとんど期待できないらしい。

果実は、まだ赤から黒へと移行段階から高レベルの可溶性固形物を含んでいる (high soluble solids)。
これは Brix のことだろう。だよね?
ただし酸味が抜けるのは黒くなってからだろう。多分。

面白そうな品種ではあるのだが海外のショップでも見かけることはほとんどない。
残念ながらあまり広まってないようだ。
日本で品種登録が出願されているようなので、もしかしたら日本での販売があるのかもしれない。
いや、ないかなー。'シャーロンズ デライト' あるしなー。


参考資料

パテント情報

EMCO CAL の品種紹介

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