2020年6月6日土曜日

Boyne (ボイン)

ラズベリー

起源:マニトバ州、カナダ農務省 1960年 ('Chief' x 'Indian Summer')

パテント:なし

草姿:立性、中 (90-120cm)
トゲ:多い

収穫期:一季成り
 フロリケーン:早生 ('Prelude' よりも3-8日遅い)
 プリモケーン:なし

果実
 色:暗い赤色
 大きさと形:小~中 (重さ1.9g)、丸っこい
 味と香り:風味は良い (good flavor)
 硬さ:中程度 (果皮は軟らかい)

Hardiness Zones:3-7


耐寒性が非常に高い品種。
休眠枝は冬季になんと-36℃にも耐える。
寒冷地向きの品種だ。

収量も悪くないようで、果実は軟らかいが冷凍にも向いている。

ノースダコタ州の試験栽培では Brix は 10.5 で10品種中7番目だった。
ちなみにこの時の1位は 'Meeker' で13.5だった。やるじゃないか 'Meeker'。

root rot と RBDV に耐性があるが、炭疽病と火傷病の感受性が高い。

'Meeker' より古い品種だが、耐寒性が極めて高いことから、
特に寒冷地で栽培が続けられているようだ。


当地はゾーン8なので、正直輸入してまで欲しいとは思わない品種だ。
極寒冷地でラズベリー栽培を考えている人には一考の価値はあるかもしれない。


参考資料

Raspberry Variety Description / オンタリオ州、カナダのラズベリー品種紹介

Raspberry Cultivars for North Dakota / ノースダコタ州のプレゼン資料

Raspberry Cultivars for the Pacific Northwest / ラズベリー品種紹介 for アメリカ北西部

0 件のコメント:

コメントを投稿