2020年6月24日水曜日

Evita (エビタ)

ラズベリー

起源:Sant'Orsola農業協同組合、イタリア ( ‘Dolomia’ × ‘Erika’)

パテント:EU PBR 43214 (2016年登録)、USPP25695 (2015年登録)
PVP出願中 出願番号 第33105号 (2018年出願) など

草姿:半直立 (semi eretta)、平均1.78m
トゲ:長さ3.5~4mm、密度平均 1.3/cm

収穫期:二季成り (下はイタリア Sant'Orsola の場合)
 フロリケーン:不明
 プリモケーン:8月下~10月 ('Erika' より7日早い)

果実 (パテント情報)
 色:光沢のある赤みを帯びたオレンジ (Moderate Reddish Orange)
 大きさと形:大 (長さ 2.9cm、幅 2.4cm、重さ 6.61g)、円錐形
 味と香り:味は良好 (Il sapore è buono)、Brix 7.5
 硬さ:硬い

Hardiness Zones:不明 (Sant'Orsola は多分 8 )


2007年交配、2009年選抜、2012年発表。

イタリアのサントルセラ農業協同組合が育種した二季成り品種。
'Amaranta' と違ってアメリカのパテントもとってある。おかげで詳細が解った。
主としてプリモケーン収穫用である。

果実は大きく平均6g以上。・・・ホンマかいな
ただし Brix値は低くパテント情報で 7.5。高い方の資料でも 8.72 である。
日本みたいに糖度は重視していないのだろう。

'Erika' と比べて20%ほど収量が多い。
ケーンあたりの結実側枝は20~25。

灰色カビ病やうどんこ病に強い。


2018年に日本でも品種登録申請がされている品種である。
もしかしたら、日本で苗木が販売されることがあるかもしれない。
大きさはロマンだ。


参考資料

パテント情報

品種の記事 (イタリア語)

品種説明のリーフレット (イタリア語)

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