2020年6月9日火曜日

Royalty (ロイヤリティ)

ラズベリー

起源:コーネル大学、ニューヨーク州、USA (('Cumberland' x 'Newburgh') x ('Newburgh' x 'Indian Summer'))

パテント:USPP5405 (1982年) (2002年失効)

草姿:直立、樹勢が強い、150~240cm、太さ9~21mm
トゲ:多い

収穫期:一季成り
 フロリケーン:晩生
 プリモケーン:なし

果実
 色:鈍い紫 (Dull purple)
 大きさと形:大 (重さ3.2g)、円錐形
 味と香り:風味は良い (good flavor)
 硬さ:柔らかい

Hardiness Zones:4-8


1954年交配、1957年選抜、1982年リリース。
25年も何してたの…

晩生の紫ラズベリー。黒ラズベリーの 'Cumberland' の血が1/4入っている。
我らが 'Indian Summer' の血も1/4入っているぞ。だから柔らかいのか?
紫ラズベリーの中では一番甘い果実が採れるとの宣伝文句がある。

ノースダコタ州の試験では重さ平均 3.62g、Brix 10.3 を記録した。
風味が赤ラズベリーと違うので単純に比較は出来ないだろう。

果実は柔らかいので輸送には向いていない。
近場の生鮮市場や摘み取り園向けである。加工用としてもよい。

黒ラズベリー譲りの樹勢の強さだが、黒とは違って地下茎からサッカーがでる。

アブラムシに耐性を持つが、クラウンゴール (こぶ状の塊を生じる病気) に罹りやすい。


紫ラズベリーは風味が気になるけどトゲがなぁ…
選べるのだったら 'Glen Coe' の方がいいかなぁ。新しいし、トゲないし。


参考資料

パテント情報

Raspberry Variety Review コーネル大学の品種紹介 2012/3/6

Raspberry Variety Description / オンタリオ州、カナダのラズベリー品種紹介

Raspberry Cultivars for North Dakota / ノースダコタ州のプレゼン資料

Raspberry Cultivars for the Pacific Northwest / ラズベリー品種紹介 for アメリカ太平洋側北西部

0 件のコメント:

コメントを投稿