ラズベリー
起源:USDA-ARS、オレゴン州、USA ('Isabel' のオープン実生)
パテント:USPP24198 (2014年登録)
草姿:立性、高さ1.75m、幅0.96m
トゲ:中密度、長さ0.77mm ('Heritage' の約半分)
収穫期:二季成り (下はオレゴン州の場合)
フロリケーン:不明
プリモケーン:晩生 ('Heritage' より22日早い)
果実
色:明るい赤色
大きさと形:大~中 (重さ3.2g(オレゴン州)、2.5g(ユタ州))
味と香り:風味抜群 (outstanding flavor)、甘い
硬さ:硬い (firm)、'Heritage' と同程度
Hardiness Zones:?
2004年交配、2011年発表。
大関ナーセリーの取り扱っているラズベリー品種のなかでは最新のもの。
'Heritage' に似ているが、明るい赤色で見栄えが良く、酸度が約半分。
Brixは 12.20 で高く、風味は9段階中 7.7 とかなり良い。
また 'Heritage' よりも果実が果床から外れやすく収穫が簡単。
ここまではオレゴン州立大学OSU-NWREC (ゾーン8b) での試験結果である。
しかしユタ州の2012年の品種紹介では Brix 9.0%、重さ2.5g とされている。
風味も「まともな味 (Decent flavor)」と微妙な表現である。
2014年のアメリカ北西部の品種紹介では風味抜群 (utstanding flavor) とのことなのだが。
ラズベリーは育てる気候により大きく品質が変わる。
ユタ州の気候にはあまりあっていなかったのだろう。
RBDV や root rot には残念ながら感受性がある。
悪くない品種に思えるのだが、海外のショップで売っているのはあまり見かけない。というか検索しづらい
残念ながらあまり普及していないのだろう。多分。
といっても日本で手に入れられるラズベリーでは最新の品種である。
昨年は手に入れられなかったので今年はカタログのハガキで発注した。
楽しみである。
パテント情報
リリースノート
Raspberry Cultivars for the Pacific Northwest / ラズベリー品種紹介 for アメリカ北西部
Annual Utah Berry Growers Winter Meeting, the Biggest Yet
ベリーな日々
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