ラズベリー
起源:ニュージーランドPFR と アメリカNWP の共同育種プログラム (HR101 x 'Willamette')
パテント:USPP22141 (2011年登録)、EU PBR 43219 (2016年登録)、CPBR 4580、
PVP出願中 出願番号 第30664号 (2015年出願) など
草姿:背が低い(1mを超えない)。節間がとても短い(10~20mm)。
トゲ:なし
収穫期:一季成り (下はワシントン州の場合)
フロリケーン:6月下~7月下
プリモケーン:なし
果実
色:赤色 (medium-light red;)
大きさと形:中~大 (重さ3~5g、平均4.4g)、卵形
味と香り:糖度は低い、中程度の風味 (medium raspberry flavor)
硬さ:適度に柔らかい (moderately soft)
Hardiness Zones:4-9
1997年交配、2001年選抜。
世界初の矮性のラズベリーの品種である。
草丈が1mを超えず、支柱を必要としない。そしてトゲが無い。
鉢植えに最適な品種といえよう。
小さな子供がいても安心だ。
ただし味は、良くも悪くも昔ながらの典型的なラズベリーである。
糖度は低めで、パテント情報でBrix値は通常6~8とされている。
親は加工用品種の 'Willamette' であるからそんなもんだろう。
用途は観賞用とパテント情報に書いてあるし。
ちなみにRBDVに耐性をもつが、ダニの影響を受けやすい。
'NR7' が正式名称で、商標がヨーロッパでは Ruby Beauty®、北米大陸では Shortcake® となっている。
日本でも園芸ネットで「ルビービューティー」として販売があったようだ。
鉢植え、トゲなし、支柱なしで、典型的なラズベリーが採れる。
趣味栽培でジャムなどの加工用には最適ではなかろうか。
また国内販売があれば購入候補に挙がる品種だ。
ただなぁ、うちハダニでるんだよなぁ。。。
パテント情報
American Society for Horticultural Science
‘NR7’ (Marketed as ‘Raspberry Shortcake®’ and ‘Ruby Beauty®’) Red Raspberry
北米の販売業者の品種紹介
RHS Plants
ベリーな日々 - NR7
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